鈴鹿サーキット 12月10・11日

タイムトライアル グループ4位 総合8位/41台

予選  C×Dヒート 1位 

B×Dヒート 6位 

A×Dヒート 3位  

決勝  7位/41台

急遽参戦が決まったB Sスペシャルタイヤ最終レース。

チームも今回はTakagi Planning様から参戦となりチーム、タイヤ共にレースウィークぶっつけ本番で挑みました。 

テスト初日から好調で常にトップ5辺りに入る速さがあり、予選1ヒート目ではトップを取る好調ぶりでした。

決勝も序盤までは自分のプラン通りではあったが、中盤の接触により勝負権を失ってしまった。

結果は残念ではあったが、B Sスペシャルタイヤの癖や良さもしっかり分かり同じタイヤならちゃんと勝負できることを証明できたレースでした。

12月8日〜9日 テスト

今回は急遽参戦が決まり、事前テストもできずレースウィークにぶっつけ本番で挑みました。

今回は2日間の練習でタイヤの使用セット数が限られており、1日目1セット、2日目2セットを上手く使っていかなければいけないルールでした。

自分自身はチームも初めてでタイヤも初めてだったので他のドライバーより1セッション早めにタイヤを投入してタイヤの癖やロングランの状況をしっかり見ていきました。

1セッション目からダンロップタイヤとの違いを感じ、今年悩んでいた部分が分かりました。

1日目からしっかりロングランができ、ペースも他よりいい感じでした。

2日目は3回しか走行がなく、タイヤ使用セット数が2セットで2日目は新品の時のセットアップに集中していきました。

タイム自体も悪くなく、常にトップ5辺りにはいて順調でした。

この2日間での走行周回数は少なかったが、タイヤの癖もすぐわかり、特にセット変更の感度がB Sは良く、ピークグリップも分かりやすい印象で慣れるのが早かったです。

その部分で今年苦労していたので、自分の思うようなフィーリングでセットを進めていけました。ダンロップとの違いを色々分かった2日間でした。

12月10日 (土) 晴れ ドライ

公式練習

金曜日に2セット使ったので中古タイヤでタイムトライアルに向けて準備していきました。

いつもだったら新品で最後の確認という感じで行ってきたが、今回はタイヤのセット数の問題や予選が3ヒートあるのでそこまでタイムトライアルの重要度は全日本より若干低く考えていました。2グループに分かれての走行でB組での走行。

8割近くが新品タイヤでの走行の中、中古タイヤでトップのコンマ2落ちのグループ4番手タイム。フィーリングもセッション毎に良くなっており順調でした。

タイムトライアル

Bグループでの走行でポテンシャル的にはポールが狙えるんじゃないかと思っていてポール狙ってアタックしました。

アタックラップのクランクまでは順調にきていましたが、前とのスペースが予想以上に取れていなく、最終コーナーで詰まってしまい若干のロス。

それでもトップとコンマ1秒差のグループ4位。

引っかかるまではかなり決まっていてイケると思っていまいしたが最後の最後に引っかかってしまったのが本当に悔しかったです。

それでも予選グリッドは3ヒート全て4番手スタートいい位置からレースができるのでいいタイムトライアルでした。

総合8位。

予選

C× ヒート 

タイムトライアル後に4グループに再び分けられ、自分は8位だったのでDグループになり、全ヒート4番手スタートとなりました。

最初の1ヒート目は特に無理せず順位キープでゴールできればいいと思ってレースに挑みました。

スタートで1つポジションを上げ3位に。

周回数が8周しかないので序盤の場所取りやキープが重要で様子を見ながらプッシュ。

予想以上にペースが良く、2番手まで浮上。

終盤もペースが良く、最終ラップに追いつき予想以上にブロックがきつかったが、抜くことができトップに。

そのままトップフィニッシュ。

予想以上にペースが良く、久々の良い予選ができた。

B×D ヒート

1ヒート目をトップで終えられ、少し気持ち的に楽に挑めた2ヒート目。

スタートで遅れてしまい6番手までドロップ。

2ヒート目は予想以上に周りのプッシュやリスクの高いバトルが多く、決勝を考えてポジションキープに切り替え無理はせずそのままゴール。

予選レースではあったもののかなり激しいバトルが多く、スタートの出遅れが大きく響いてしまったなと反省。

ただ車のフィーリングは良く自信を持って走ることができ、タイヤの摩耗も良かったです。

A×D ヒート

予選最終ヒート。

2ヒート目を若干落としてしまったので最終ヒートはスタートからプッシュしていきました。

スタートですぐ3番手に上がり、序盤からトップ3は等間隔で走行となり、自分はプッシュしていましたが、追いつけず単独状態になりそのまま3位ゴール。

バトルはなく、大人しいレースではあったが、しっかりポジションを上げられ順調に終えることができました。

12月11日 (日) 晴れ ドライ

決勝

予選3ヒートの結果で決勝は4番手スタートに。

日曜日は公式練習も5分しかなく、実質日曜日は決勝のみ。

そして決勝は全車新品タイヤスタート。

昨日の予選の結果から決勝の24周のセットをどうするかチームやメカとしっかりと話し合いました。

タイヤ自体は摩耗が悪く、どうタイヤをもたせるかがポイントになると思ってました。

スタートは狙い通りポジションを上げることができ、2番手に浮上。

序盤からトップは速く少し離されていきましたが、そこは焦らずタイヤのフィーリング的に途中でペースダウンすると見ていて、自分は後半から終盤にタイヤを残せるように労わりながら走っていました。

途中3番手までダウンし、中盤が予想以上に周りのペースが速く5番手までダウン。

まだここまでは想定していてラスト8周からプッシュして行こうと思っていました。

が、しかし中盤すぎのヘアピンで抜かれた時にいき場所が無く接触しコースアウト。一気に13番手あたりまでドロップし、フレームも曲がってしまいました。そこからペースは上げられず、なんとか終盤に追い上げ7位まで上がったところでゴール。

接触後から真っ直ぐ走らない状態ではあったが、終盤のペースは良かっただけに勝てたレースでしたが、中盤のペースと位置どりが問題でした。

 今回は急遽参戦が決まりレースウィークぶっつけではありましたが、2012年からライバルとしていたB Sのスペシャルタイヤの良さや癖などがしっかり分かることができ、自分自身もタイヤが同じであればトップと戦えることが分かりました。

今年最後のレースで勝ちたかったですし勝てる位置にいたが故に悔しいですが、レースウィークに初めてのチームやタイヤを使う中で短い時間でしっかり仕上げることができたことは良かったです。

今回参戦にあたり自分を起用していただいたTakagi Planning様、スポンサー様、応援してくださった方々ありがとうございました。

朝日 ターボ